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読みもの›シガーリーフとは?葉巻用の葉を発酵させて作るシーシャ

シガーリーフとは?葉巻用の葉を発酵させて作るシーシャ

最終更新 2026.08.22 ・ KEMURI NOTE 編集部

シガーリーフは、葉巻(シガー)用に発酵・熟成させたタバコ葉を使うフレーバーの系統です。フレーバーの甘さより葉そのものの味が前に出るタイプが多くなります。

「発酵させる」とは何をしているのか

ブロンドやダークに使われる葉とは異なり、葉巻用の葉は、一般に自然乾燥(エアキュアリング)させたあと、さらに発酵・熟成させます。

乾かした葉を重ねて大きな山に積むと、葉の中で分解が進んで山が自分で発熱します。温度が上がりすぎると葉が傷むので、頃合いで山を崩し、葉をほぐして冷ましてから積み直します。温度を見ながら、積む・崩す・積み直す作業を繰り返し、時間をかけて発酵させます。

積む葉を山に発熱する温度が上がる崩して冷ますほぐして熱を逃がすこれを何度もくり返す
積んで、発熱させて、崩して冷ます。この往復で香りが育つ

この往復のあいだに、葉に残っていたアンモニアなどの刺激成分が抜け、同時に土・革・ウッドと形容される深い熟成香が育ちます。複数回発酵させる製法では、2回目の発酵が香りや味に大きく影響するとされています。シガーリーフのシーシャは、この香りをまとった葉を土台にしたものです。

葉巻を吸うのと同じ?

土台に葉巻用の発酵させた葉を使っているところは同じです(後述のとおり、他の種類の葉と合わせたブレンドもあります)。違うのは、そのあとの扱いです。

葉巻は葉を巻いて、そのまま火をつけて燃やして吸います。シガーリーフのシーシャは、その葉を刻んで蜜と合わせ、炭の熱で温めて香りを出します。シガー葉に関しては発酵まで葉巻と同じ道を通って、そこから先でシーシャの道に入る、という分かれ方です。

なので出てくるのは葉巻の煙そのものではなく、葉巻用の葉の熟成香をまとったシーシャの煙です。香りの方向は葉巻に寄りますが、蜜由来の甘さが乗るぶん口当たりは別物になります。さらにフレーバーを重ねた製品なら、そこからもう一段離れます(後述)。

「発酵させたから重い」ではない

発酵は、強さを足す工程ではありません。葉巻用の葉の発酵を調べた研究では、発酵のあいだにニコチンが減った例が報告されています(微生物が分解するためと説明されます)。ただし、ほとんど変わらなかったという報告もあり、どれだけ動くかは条件によります。いずれにせよ、シガーリーフだからダークリーフより必ず強い、とは言えません。

実際、シガーリーフを名乗る製品でも強さの評価はブランドによって割れます。海外のレビューサイトが公開している強さの区分を見ても、「強い」に分類されるラインと「中くらい」に分類されるラインが混在しています。「シガーリーフだからいちばん重い」とは限りません。強いとすれば、発酵のためというより、使っている葉やブレンドのほうの違いです。

強さで選びたいなら、リーフの区分ではなくフレーバーやシリーズ単位で見るほうが確実です。ダークリーフにも強さの幅があるので、「シガー>ダーク>ブロンド」と一列に並ぶわけではない、というのが実際です。

「シガー風味」との違いに注意

紛らわしいのですが、「シガーの風味」を謳う商品の中には、葉自体は葉巻用ではないダークリーフもあります。KEMURI NOTE では、葉巻用の葉を原料に使ったものを「シガーリーフ」としています。名前や紹介文だけでは区別しにくいので、確かめたいときは原料の記載を見るのが確実です。

さらに、原料に葉巻用の葉を使っている場合でも、配合には幅があります。シガー葉だけで作っていると説明されるブランドもあれば、バージニア種・バーレー種にシガー葉を合わせたブレンドだと明記しているブランドもあります。配合を公開していないブランドも多いので、「シガーリーフ」というラベルだけで中身は決まりません。

登録されているブランド

シガーリーフを名乗るブランドはまだ少なく、KEMURI NOTE に登録されているのは6ブランドです。

  • Dogma(ドグマ)75フレーバー
  • Bonche(ボンチェ)58フレーバー
  • World Tobacco Original(ワールドタバコオリジナル)52フレーバー
  • Kraken(クラーケン)47フレーバー
  • JENT CIGAR(ジェント シガー)23フレーバー
  • DEUS PERFUME(デウス パフューム)4フレーバー

合わせて259フレーバーあり、そのうち国内で流通が確認できているのは43フレーバーです。国内流通が確認できないフレーバーには購入リンクを載せていません。

香りを付けるか、葉だけで味わうか

シガーリーフには、熟成香にフレーバーを重ねたものと、香料をほとんど乗せず葉の味だけで成り立たせたものがあります。後者は「ノンアロマ」と呼ばれ、味わい方が変わります。何を抜いて何が残っているのか、どちらから試すかはアロマとノンアロマの違いにまとめています。

どこで吸えるか

置いている店はまだ限られます。国内に入ってきているフレーバー自体が少ないからです。

KEMURI NOTE のカタログで見ると、ブロンドリーフは登録しているフレーバーの89%で国内流通が確認できているのに対し、シガーリーフは17%です。残りは、いまのところ日本での流通が確認できていないフレーバーです。

メニューに無いことも多いので、吸ってみたい場合は来店前にSNSなどで取り扱いを確認するのが確実です。

次の一歩

シガーリーフの人気ランキングレビューはまだ少なめ。開拓しがいがありますアロマとノンアロマの違い香料を抜くと何が残るのか。産地・葉の部位・発酵の話書き直し中葉の種類の違いを比べるブロンド・ダーク・シガーの全体像書き直し中

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